どこかは間違っていると思うので話半分に見てほしい。

前編では《ニッサの誓い》が土地枚数に与える影響を検証した。

Oath of Nissa / ニッサの誓い (緑)
伝説のエンチャント
ニッサの誓いが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。あなたはその中からクリーチャー・カード1枚か土地カード1枚かプレインズウォーカー・カード1枚を公開してもよい。そうしたなら、それをあなたの手札に加える。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
あなたは、プレインズウォーカー呪文を唱えるために、任意のマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。


今回は色マナ換算に与える影響を考える。

Q.《ニッサの誓い》を投入してプレインズウォーカーを唱えるための色マナを減らしてよいか?

前提として、4枚入れた《ニッサの誓い》を先攻nターン目までに1枚以上引く確率は、

1T:40% 2T:44% 3T:49% 4T:53% 5T:57%

である。また、《ニッサの誓い》を2Tまでに確実に(85%以上で)唱えるために、緑マナはタップイン含めて最低14枚確保したとする。
これを踏まえて、まずは《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》について考えてみる。

・《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》 (1)(G)(G)
《ニッサの誓い》を考えずに3Tまでに唱えたい場合、緑マナを17枚確保したい。(80%)
《ニッサの誓い》を考えて80%を達成する場合、
44%の確率で手札にある《ニッサの誓い》を唱えた→100%キャスト可 なので、
残りの56%の際に合計で80%になるように(G)(G)が出ればよい。
つまり3Tまでに、
(0.80 - (0.44 * 1.00)) / 0.56 ≒ 64%
の確率で(G)(G)を出したい。そのために必要な緑マナは最低13枚である。
《ニッサの誓い》キャストに必要な14枚を下回ったので、緑マナは最低14枚入れればよい。

以上から、《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》の場合、緑マナを17→14まで減らしてもよい、という結論が出た。

また、今回は達成目標を80%に設定しているが、この部分は自由に変えてよい。
《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》の場合は、
70%→10枚 75%→11枚 80%→13枚 85%→15枚 90%→17枚
となる。

計算が面倒だと思うので、スタンダードに存在する各PWについて、達成目標値と必要な色マナについて以下に明記する。(X)(Y)(Z)はそれぞれの色マナ。

・(1)(X)(X) 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》
70%→10枚 75%→11枚 80%→13枚 85%→15枚 90%→17枚

・(2)(X)(X) 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》など
70%→8枚 75%→9枚 80%→11枚 85%→13枚 90%→15枚

・(2)(X)(Y) 《アーリン・コード》など
70%→3枚 75%→4枚 80%→5枚 85%→6枚 90%→8枚

・(3)(X)(X) 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス 》など
70%→7枚 75%→8枚 80%→10枚 85%→11枚 90%→13枚

・(2)(X)(Y)(Z) 《揺るぎないサルカン 》
70%→3枚 75%→3枚 80%→4枚 85%→6枚 90%→7枚

・(4)(X)(X) 《炎呼び、チャンドラ》
70%→6枚 75%→7枚 80%→8枚 85%→10枚 90%→12枚

・(4)(X)(Y) 《死の宿敵、ソリン》
70%→2枚 75%→3枚 80%→4枚 85%→5枚 90%→6枚

もちろんこれはPWのみの話なので、他のスペルを入れるなら当然この限りではない。
また、《ニッサの誓い》が破壊されれば前提が覆ってしまうので、それをケアするためにも多少余裕を持たせたほうがいい。

間違いがあればコメントで。

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